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電子マネー付きが人気

クレジットカード選びの基準が最近大きく変わってきた。以前は国際ブランドの種類や年会費の有無でクレジットカードを選べばよかったが、いまは、どんな電子マネーをつけるかに関心が移ってきている。いま人気があるのはビックカメラスイカやみずほマイレージクラブ、JALカードTOP&ClubQなどだが、これらのカードに共通しているのはクレジットカードに電子マネーが一体化されていることだ。ビックカメラスイカカードは、ピックカメラのクレジットカードにスイカが搭載されている。みずほマイレージクラブはみずほ銀行のキャッシュカードにUCのクレジットカード、それにエディが載っている。

JALTOP力ードはJALのクレジットカードに東急のポイントサービスが載り、さらにパスモが搭載されている。いずれも一枚が二役、三役の役割を果たし、お得感は十分。とくにこれらはクレジットカードとして使えるだけでなく、乗車券や特定のポイントを貯めるために使えるといった特色かおり、しかも、利用者を絞り込んでいるので人気が高くなっているのだ。こうみてくると、クレジットカードよりもむしろ、電子マネーの方をみて人々はカードを選んでいるような印象さえ受けてしまう。現在、大半のクレジットカードに電子マネー機能が搭載されている。今後の展開によっては主従の関係が逆転し、毎日の買い物の多くは電子マネーが担い、クレジットカードは海外旅行や家具といった値がさの買い物だけということになりかねない。

さらに、クレジットカードの利用は電子マネーのチャージなどに絞られていくかもしれない。しかし、クレジットカード陣営の本音は全く別のところにある。一見、手を携えて共通の敵のキャッシュを駆逐するためにがんばっているとみえるが、決済業界の盟主として五十年間君臨してきたクレジットカード陣営のプライドは高い。主役はあくまで自分たちであって、新参の電子マネーなど眼中にない。勢いのある今は、電子マネーとも「とりあえずつきあっておこう」というスタンスだが、おりあらば潰そうとその機会を狙っているのだ。